hiro711711’s blog

今あるコンビニの問題を書いていきます。コンビニ加盟店ユニオンを勝手に応援しております。

見切り販売について

コンビニでの見切り販売についてはオーナーの皆様それぞれ色々な考えがあるようです。

 

今回は見切り販売を始めて3年目の当店の事例を記します。

当店はセブンイレブンです。他チェーンのシステムは把握しておりません。ご容赦くださいませ。

 

まずは見切り販売のメリットです。

見切り前の廃棄は売価で60万円台、見切りしている現在は10万円台。その差50万円なので原価と本部負担15%を計算すると実質30万円の利益増です。

そして廃棄があまり出ないので超強気発注ができます。

それによって欠品率が下がり売上は上がります。当店は見切りを始めてから売上は5%~8%毎月前年比を超えています。(見切り商品分の売上も乗っているので実質は前年の3%~6%UPです)

売上が上がった分の利益増は月6万円~12万円

通常、廃棄予算を60万円と設定したら月の途中でオーバー気味になれば発注をセーブする日が何日か出ます。(発注が365日ずっと高精度で行える店は大丈夫でしょうが)そのセーブした日は正に機会ロスが発生しています。

見切りすればそのような心配はほぼ無くなります。

以上は当店が見切りをして良かった点です。

 

次にデメリットです。

1つ目は作業に時間がとられる。

当店は見切りを日に3回(昼ピーク後、夜ピーク後、深夜)行っております。

見切り商品を売り場から下げ、SC登録し、値引きシールを貼り、売り場に並べるのに時間がかかります。少ない時で5分、多いときで1時間ほどかかります。

2つ目は発注者が見切り状況を把握しておかないと定価で売れたのか見切りで売れたのかはSCのデータでは出てこない所です。

例えばエクレアがずっと20個売れて調子がいいなと思っていても実はずっと見切りして販売していたという可能性があるからです。

3つ目は噂のレベルですが契約更新に影響したり複数店の話がこないといった噂があります。(OFCさんからも見切りは反対も賛成もしませんが契約更新や複数店したい場合とかに影響するかもという話を聞きますと言われました)当店は契約更新後に見切りを開始し、複数店をやる気もないので真偽の程は分かりませんがコンビニ加盟店ユニオンに問い合わせすれば教えてくれるかもしれません。

 

それぞれの考えがお在りだと思いますがわたくしはデメリットその3だけお調べになられればやる価値は十二分にあると思います。

 

以上当店の事例でした。